皮膚一般
2011年4月16日 土曜日
多頻度「脂漏性皮膚炎」 【フォトRF,キャビテーション】
「どんな状態?何なの?アレルギー?にきび?それとも、敏感肌?」
「う~~ん脂漏性皮膚炎、じゃない!」
「えっ?知ろう???何??」
「あっ…だから~脂漏性….」
脂漏性皮膚炎とは 不思議な疾患だ。
名前と実態が一致しない。
脂漏、というと「脂っこいものを食べているとなってしまう?」と考える患者さんが多いが、そうでもない。
脂漏肌、という言葉がある。
確かに顔が、頭が脂ぎっている、そんな患者さんに脂漏性皮膚炎は生じる。
でも脂ぎっていても脂漏性皮膚炎にならないヒトもいる。
だいたい定義があいまいだ。
脂漏部位に生じる湿疹、、、
脂漏部位とは …頭、耳の周囲、顔、わきの下、ソケイブ(股)
などなど。
でもそれ以外のところにも生じる。
なんというか
ちょっと痒みがあり、赤くなる。
一見ミズムシにそっくりだが、ミズムシの原因である「白癬菌」はいない。そのかわり、「マラセチア」という害のない菌がたくさん増殖していることが多い。
そんなあいまいな定義だ。
むろん内臓、全身疾患とは関係ない。
赤ちゃんから高齢者まで、すべての年代に生じる。
良く、頭皮に「フケ」として現れ、「フケ」の代表みたいに言われる….
白癬菌(一般に水虫)なら、「真菌検査」
アトピー、アレルギーなら「Ig-E」検査
接触性皮膚炎なら「パッチテスト」
と断定できるんだけど…
これは…
「勘??」に頼る「疾患」なんだよねぇ~~(笑)
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