皮膚一般
2011年6月17日 金曜日
夏に多い皮膚病〈毛虫皮膚炎〉 【フォトRF、キャビテーション】
さて、この時期、【夏場を迎えて】…とびひ(伝染性膿痂疹)、やら、毒蛾(毛虫)皮膚炎やら
発生しやすいですヽ( ゜ 3゜)ノ
中でも、「毛虫皮膚炎」は、6月~9月辺りに「毛虫の繁殖」は繁殖をします。
↓「茶毒蛾」の幼虫
無数の出来る「丘疹」で判断できます。【マラセチア毛包炎t区別は必要】
でも、一応に「毛虫なんか、見てないし、ましてや触ってもいません!」と言い張ります(笑)
一般的には、毛虫の針に「毒」があって、それに触ったりすると皮膚炎になる…と勘違いしています。
実は「チャドクガ」などの毛虫(日本全土に分布してます)は、「毛」に毒があるのでなく、
それとは別の部分に、蓄えられていて、風などで舞って、皮膚や衣服に付着するのです。
だから、見ていない、触っていない…
けど、「毛虫皮膚炎」になるのです。
茶畑が多い、静岡県には比較的多い皮膚病ですね(。・_・。)
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|2011年6月11日 土曜日
ウオノメ?イボ?【レーザー、フォトRF】
「子供の足にウオノメ!が出来ています!」
99%「イボ(尋常性疣贅…じんじょうせいゆうぜい)」です。
ウオノメは、革靴などを毎日履き続け、摩擦で出来ます。
子供で、毎日革靴を履きながら歩いているのは、見た事ありませんなねぇ(。・_・。)
ウオノメと思って、自己判断で薬局に行って「ウオノメコロリ」なんぞを、塗っては駄目です。
魚の目は、通常大人の足の裏や指などにできます。
「イボ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。
最も普通なのはウイルス感染によってできる「イボ」で、専門用語でウイルス性疣贅と呼ばれるものです。
ウイルス性疣贅にもまた幾つかの種類があるのですが、
子どもの手足などにできる尋常性疣贅(いぼ)とよばれるものが代表的なものでしょう。
全く害はなく、感染力も弱く他人に簡単にはうつりません。
プールもOK(*^_^*)…です。
大人でも出来ます。
審美的に気になるのであれば、レーザーや高周波メスで処理します。
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|2011年4月16日 土曜日
多頻度「脂漏性皮膚炎」 【フォトRF,キャビテーション】
「どんな状態?何なの?アレルギー?にきび?それとも、敏感肌?」
「う~~ん脂漏性皮膚炎、じゃない!」
「えっ?知ろう???何??」
「あっ…だから~脂漏性….」
脂漏性皮膚炎とは 不思議な疾患だ。
名前と実態が一致しない。
脂漏、というと「脂っこいものを食べているとなってしまう?」と考える患者さんが多いが、そうでもない。
脂漏肌、という言葉がある。
確かに顔が、頭が脂ぎっている、そんな患者さんに脂漏性皮膚炎は生じる。
でも脂ぎっていても脂漏性皮膚炎にならないヒトもいる。
だいたい定義があいまいだ。
脂漏部位に生じる湿疹、、、
脂漏部位とは …頭、耳の周囲、顔、わきの下、ソケイブ(股)
などなど。
でもそれ以外のところにも生じる。
なんというか
ちょっと痒みがあり、赤くなる。
一見ミズムシにそっくりだが、ミズムシの原因である「白癬菌」はいない。そのかわり、「マラセチア」という害のない菌がたくさん増殖していることが多い。
そんなあいまいな定義だ。
むろん内臓、全身疾患とは関係ない。
赤ちゃんから高齢者まで、すべての年代に生じる。
良く、頭皮に「フケ」として現れ、「フケ」の代表みたいに言われる….
白癬菌(一般に水虫)なら、「真菌検査」
アトピー、アレルギーなら「Ig-E」検査
接触性皮膚炎なら「パッチテスト」
と断定できるんだけど…
これは…
「勘??」に頼る「疾患」なんだよねぇ~~(笑)
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|2011年4月10日 日曜日
汗庖?水虫? 【フォトRF、脱毛機販売】
「先生~~~手に水虫が出来ちゃった~」
「水虫だと思って、薬局で水虫の薬塗ったら、余計ひどくなっちゃた~~」
などと言って、騒ぐなかれ
良く見ると、確かに指の側縁(ふち)に小さな水泡が出来ていますねぇ
と…私も夏場には、良く出来ます【足にも時々出来ます(笑)】
汗庖は、汗の管に関するトラブルで、そこが閉塞してしまうと起こる症状です。(だいたい)
子供から成人に至るまで幅広く罹患します。
が…
伝染しないし、放置(小生のブログと一緒で)しておいても、1~3カ月で自然消滅します。
水虫と間違えて、水虫の薬(抗真菌薬)を塗ったくると、
接触皮膚炎が生じる事があり、治りが悪くなりますので
くれぐれも、要注意を
それと、
「旦那の靴を触ったからだぁ~~」って(/´△`\)ヤメテー!!
水虫の菌は、触っても24時間以内に洗えば「感染しません(◎-◎)」
小生…
24時間、手を洗わない女性なんて、いないと思いますが…
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