色素沈着【シミ】
2011年5月24日 火曜日
美白剤の勘違い【フォトRF、シミ取り】
良く、「先生~このシミって、この美白剤で消える?」って言う、質問を良く受けます。
答えは「NO!」です。
一般的に「シミ」とは、メラニン色素の「塊」です。
メラノサイト(色素細胞)から放出される「色素」です。
世に出回っている「美白剤」または「漂白剤」は、このメラニン色素が出来る「過程」を遮断する役割の「薬剤」です。
言ったん出来てしまった「色素」を消す!ものではありません。
最近では、誤解を生まないように「CM」でも、
「シミを出来にくくする、肌へ…」などと言う、コマーシャル文言に変わっているし、
「美白剤」の裏面の説明書にも、「シミを消す為の物ではなく、出来にくくします」と、
注釈付き…ですね
当然、「ハイドロキノン」と呼ばれる「漂白剤」も同じです。
言ったん出来てしまった「シミ」は、「レチノイド(レチノイン酸)」と呼ばれる
「皮膚の代謝を促進」する「薬剤」を併用しないと、「シミ」は取れませんので…
くれぐれも、お間違いのないように….~~~
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|2011年1月11日 火曜日
シミの分類【美容器販売はラフェース】
一概に「シミ」といっても、発生原因など様々で、全てをひとくくりにして「しみ」だ!
とは言えません。
一般的に、「色素班」は5つの種類に分類されます。
1:ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
2:SK(老人性色素班、脂漏性角化症)
3:そばかす(雀卵斑)
4:肝斑
5:PH(炎症性色素班)
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写真は、ADM
です。他に、アザなどが挙げられますが、基本的に「シミ」ではないと考えます。
1~5のシミは、それぞれ疾患としての成因が異なるので、アプローチの仕方も異なってきます。
又、個々の症状にはいくつかの「シミ」の組み合わせ(1種類だけでなく数種類の違ったシミ)で出現している場合が多いので、それぞれのシミに対して、異なった治療が必要です。
上記の「シミ」において…
IPL(光)である程度アプローチの可能なシミは…
2の老人性色素班(脂漏性角化症は除外)と、3のソバカスです。
4の肝斑は、ある工夫をすればアプローチが可能です。
しかし、1のAMDにおいては、IPL(光)では、全く治療効果が得られません。
何が何でも、どんな方法でも、結果が出る訳ではないので、正しい判断を求められます。
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