院長ブログ
2013年3月14日 木曜日
血管病変に対する光(フォトRF)処置
ある一定の波長の「光」を照射すると、色に吸収され、その後「光エネルギー」は、「熱変換」されて、
特定の色素を破壊する…
は、以前から何度も、記載している事ですね(・ε・)/
では、赤色…
皮膚で言うと、赤血球のヘモグロビン(。・_・。)ノ
実際に、血管病変を「光」を使って、治療して行くには…どうすれば良いか
可視光線で、赤色吸収のピーク波長は、532nm、585nmです。
つまりこの波長域の使用をしなくてはなりません。
ただ、532nmでは波長が短すぎるので、良好な結果を出すには、585nm近辺の波長が有効になります。
(585nmで1mm~1.2mmの浸透)
次に、パルス幅…
短か過ぎれば、ヘモグロビンに熱変性を起こす事が出来なくなります。
ある程度の、パルス幅を必要とします。
又、血流が早い血管では、ヘモグロビンに熱変性は起こしません。
ヘモグロビンが、十分な熱変性を起こし、血管壁にその熱が伝わり、血管壁を破壊する、「パルス幅」が必要です。
ただ、あまり長い「パルス幅」だと、今度は血管壁以外の組織にも、「瘢痕」を形成してしまいます。
これを「熱緩和時間」と言います。
それぞれの、ターゲットとなる物体に対して既に「計算」されています。
その、時間を選択して、ターゲットを破壊しなくては良好な結果が出ません。
又、冷却をしないで照射すれば、いくら585nmでヘモグロビンに熱吸収させても、同時に表皮内の「メラニン」への吸収もされるので、「やけど」を生じます。
これらの、事を踏まえて、、、、
血管病変の処置に当たります。
で…どんだけの「パルス幅?」なの???
それは、ここでは、教えません(笑)
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