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院長ブログ

2014年5月1日 木曜日

安全&効果的なフォトRF機械とは?

フォトRF機器は、ご存知のように、「光IPL」と「ラジオ波RF」を、同時に発振する機械です。
フォトフェイシャル(IPLのみ発振)機器の、新化板として数年前から発売されていますね。

しかしながら、どの機器も唯一の欠点があります。

それは、「パルス幅(照射している時間帯)」です。

波長の変換は、今やほとんどの機器が出来るようになり、
ターゲットへの光の吸収率によって、選択可能になりました。

しかし、パルス幅だけは、任意に変更が出来ない機器が多いです。
これは、何を意味するのか

ターゲット(しみ、ヘモグロビン、毛包など)によって、照射時間は変えなくてはいけないのです。
そうでないと、余分な熱が回りの組織を侵食して、「やけど」などを起こすからです。

特に、「しみ」に対しては、極めて気を付けなくてはいけません。

これらの、理論的な事を「SP理論」と言います。
日本語で「熱緩和理論」です。

下記の「図」は、小生開発の「フォトRF」機器の、「しみ」のモード画面です。
シミの種類別に、実は、「パルス幅(照射時間)」が、コンピューターによって
決定させています。
「浅いシミ」は、「深いシミ」よりも、パルス幅が短く設定されています。
そうする事によって、安全に(火傷などを起こさず)、シミを除去する事が出来ます。

又、症状別に「選択」すると、「波長」の選択も促され、波長選択に迷う事がありません。

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2014年4月16日 水曜日

エレクトロポレーションの騙されたか…

良く、溶剤が皮下何センチまで、浸透した「証明写真」なるものを提示して…

「ご覧下さい!写真でも分かるように、溶剤が真皮層まで浸透しているでしょう!」と…

確かに、写真では(顕微鏡下で何千倍にも拡大した染色写真です)、
溶剤は浸透しているように、映し出されています。

でも、考えて下さい….

この皮膚断面写真って、生きてる人の皮膚断面写真でしょうか?
生きている人の皮膚に、溶剤をエレクトロポレーションして、その皮膚を剥がして、顕微鏡下で撮影ですか?

ありえませんよね~~~
ってか、そんな臨床協力誰も同意しません(-_-#)

あれは、マウスなどの皮膚を切り取り、試験管内(通常…イン.ヴィトロと言います)です。

バリア機能も、働いていない皮膚に「エレクトロポーレーション」施して….
「そら!すごいでしょう~~~」と言われても….
説得力無いです。。。。

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2014年4月3日 木曜日

サーモクール症例写真

最新の「症例写真」です。

緑丸の円の箇所だけ「照射」しました。
通常、真皮層に熱を加えるので、表皮だけに熱を加えるRF(ラジオ波)よりも、
その場での結果は分かりにくい場合が多いのですが(約50%)
照射した瞬間に、「引き上げ」を確認しました。

マルチポーラ方式のRFは、原理上、周波数が1MHzなので、表1mmまでにしか、
熱が加わりません。

サーモクールは皮下4mmに熱を加えて、持続的に引き上げを行います。
その為、効果はマルチ式と比べると、長期間持続します

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2014年3月15日 土曜日

デルマ.サーモクール症例写真

下記の写真は、初回のデルマ.サーモクールから、3ヵ月後の経過写真です。
明らかに、前後の差異が認められます。

↓初回

↓3ヵ月後

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2014年3月13日 木曜日

あらためて「フォトRF」とは?

一般的な「フォトフェイシャル」(通常この名称は、商標登録されているので、商業目的では使用できませんが)
とは?

有害波長帯である、400nm以下の光を「カット」して、1200nm位までの「広域(幅広い)波長」で、光を発光する事です。
光の特徴として「色」に吸収される….と言う点があります。

一般的には「黒(メラニン色素)」と、「赤(ヘモグロビン色素)」です。
これらの「色」に、光を吸収させて、その光に熱エネルギーを加えて(これはJ…ジュール熱と表現されます)
物体を、破壊する事が目的です。

臨床的には・・・
「シミの除去」「毛細血管の拡張肌の治療」「脱毛」「リフトアップ」「ニキビ」などに使用します。

ところが、もともと「色」に吸収される事から、我々のような皮膚表在に「メラニン色素」が点在している「黄色人種」
にとっては、「火傷」の危険性が、ありました。

ターゲットに、強いエネルギーを加えてれば、ターゲットは充分破壊されますが、その分、表在メラニンに反応してしまう訳です。
だったら、エネルギーを下げれば「火傷」は回避できますが、今度はそれでは、ターゲットを破壊する事は出来ない訳です。

そこで、開発されたのが「フォトRF」と言う、機種です。

RF…ラジオ波ですね。
この、ラジオ波の特徴は「色」に反応せず、熱エネルギーを送り込む事が出来ます。
但し、ラジオ波だけでは、「色」に反応しないので「シミ」「赤ら顔」の治療は出来ません。
この、RFに、フォト(光)を加える事で、始めて「色」に反応します。

最終的には、「色」に過剰に反応してしまう「フォト」エネルギーを下げて(これによって、火傷の危険性が下がります)
RFのエネルギーを上げる訳です。

当然ながら、患部に接触する「クリスタル」は冷却されているほうが「より安全」です。

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2014年2月19日 水曜日

フォトRF(フォト)機械の選択で一番重要な点

様々な「フォト(IPL)機器」、又は「フォトRF機器」が世には販売されています。
正直、何を基準に選んだら良いのか?なかなか分かりづらいと思います。
セールスは、当然「うちの機械が最先端です」と売り込むでしょう。

しかしながら、購入した後から「後悔」しないように、購入の「ポイント」は押さえておきたいものです。

そこで、購入のポイントをお伝えします。

①ハンドピース先端のクリスタルは、必ず「冷却」された機器である事
(絶対的な火傷の回避に繋がります)

②1本のハンドピースで、数種類の「波長」が選択出来る事。
(コストパフォーマンスに優れている点と、症状別に色々対応できます)

③パルス幅(いわゆる照射時間)が、可変である事。
(対象物…毛包、シミなど…によってパルス幅が変更できると言う事は、より確実により安全に処理が出来ます)

以上の点は、最低条件ですので・・・・

選別に役立てて下さい(。・_・。)

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2014年1月25日 土曜日

フォトRF(IPL)の430nm波長って?

有害紫外線の500ナノメーター以下を「カット」して、通常は使用する「IPL」ですが、
400台の波長フィルターが存在します。

この波長は、「ニキビ」に使用します。
当然、「スポット照射」が基本です。(。・_・。)

では、何故「ニキビに430nmか?」

アクネ菌は、ポルフィリン(特にプロトポルフィリンⅨ)を産生します。
このプロトポルフィリンの吸収波長は、410~500あたりで良く吸収されます。
(但し浅部)

このとき、プロトポルフィリンが、熱によって不安定になって、その結果三重項酸素(フリーラジカル)
が、ラジカルを奪われて、一重項酸素(活性酸素)になって、アクネ菌を破壊して行くのです。

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2013年12月4日 水曜日

フォトRF(光)で「シミ」は取れるか?

良く、IPL(光)で、あるいは、フォト(光)RFで、シミは取れますか?とか…

どのくらい(何回)やれば、シミは取れますか?とか…

どんな、シミでも取れますか?とか…

質問を受けます。

皆さんが、言われる「シミ」は、全て同じ「シミ」の分類に考えているから、このような質問になるんでしょうけど…
シミは、その出来方や、場所によって同じではありません。
ですから、全てのシミを取る事は、出来ません(゜o゜;;
これは、レーザーでも同様です。

レーザーなら、OKか?と言うと、、、そうでもありません。
いくらレーザーでも、取れない「シミ」もあります。
レーザーも「万能」では、ありません。

色素は、表皮基底層にある「メラノサイト(色素細胞)」から出てきます。
その色素細胞には、メラノソームと呼ばれる「小胞」があり、そこに「メラニン」が蓄えられています。
この段階では、「無色」で、いわゆる「黒色」ではありません。
紫外線などの影響で、このメラノソームから「メラニン」が、同じ基底細胞中の、「ケラチノサイト」に渡されます。

このとき、はじめて「色」が付きます。

そして、その「色素」は、表皮に留まる「しみ」もあれば、真皮に滑落する「しみ」もあります。

このため、その出来方や、シミの場所によって、反応が違ってきます。

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2013年11月27日 水曜日

小生開発「フォトRF」による「シミ取り」経過写真

全て、「疾患別」に「パラメータ」を変更してあります。
その為、「赤み」を出すことなく「シミ」だけにアプローチでき、
「炎症性色素斑」への移行を、極端に避ける事が出来ます。

約、1週間で完全に「シミ」が取れました。

1週間後の写真です。

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2013年11月21日 木曜日

フォトRFによる「しみ」へのアプローチ

色々な方から、、、、

「先生、フォトでシミが取れないんですけど…」と聞きます。
まず、大切なのは「しみの種類の判別」です。
レーザーを行ってはいけないシミや、フォトでは太刀打ちできない「シミ」があります。

次に、機械のパルス幅の設定です。

ほとんどの機器は、パルス幅が可変不可能か、可変できてもその数値が分からない事が多いです。
しかし、適切な数値にすれば、「シミ」はこの様に、照射直後に浮き上がってきて「黒々」します。

この状態で、数日すれば「かさぶた」になり、自然に剥がれ落ちてきます。

(経過は、再度掲載しますね)

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